SUSUMU UCHIDA 内田進の世界

伊豆の国からつれづれに

超細密 魚イラスト複製画 限定販売!

狩野川のアマゴは何処に行ったのか・・・・・・

2017.03.29 Wednesday

先週末から日曜にかけ3日間ほど雨模様の日が続き、ライブ画像で視た狩野川は今シーズンで最も水位が上昇していた。そんな条件を見逃すはずもないgoo~さんから今シーズン初めての釣行のお誘い、待ってましたとばかり二つ返事で28日、狩野川へ。今回の降雨は大見川上流域に70mm近い雨量をもたらしていたのだが、この冬、劇的に少なかった雨が影響し、恵みの雨はアッと言う間に乾き切った野山に吸い込まれ、気温も上昇し暖かい日差しが川面に射し込み、今が時合いだと二人で本流に立ち込んだ頃には、何んと言うことか、元の減水の流れに戻っていたのだった。

そんな中、とうに還暦を過ぎたミノーイング爺二人、かたやPE、かたやナイロン通しのシステムで、その辺の動画や雑誌を賑わせている目立ちたがりの、はなたれ小僧どもとはチョイとどころか、こちとらァ釣りの中身が違うッてんだ、良いかよく観ておけよ! と最初はかなり意気込んでいたのだ。

魚が着いて居るなら白泡が消えかかるこの絶妙の瀬しかない、いや、この深場だ、あの石の裏だと長い年月の間、トライ&エラーを繰り返しつつ、培ってきた技術と経験を、そして持てる英知を総動員したはずだったのだが、本流の中からは何の反応もなかった。皆無!、ナッシング!、そう、『 俺たち二人がこれだけやって何も起こらないってことは、川に目指す魚が居ないって事だぜ!』 いや、それともまだ流れの何処かに身を潜めたままなのか? やがて疲れ切った爺二人は土手に上がり冷え切った体を引きずりながら車まで戻るしかなかったのだった、、、、。

 

そう、四季の移ろいの中、雨や雪は降るべき時に降り、太陽の輝きは野山の全てに潤いを与え、人々の暮らしに豊かさと恵みをもたらしてくれているはずだった。自然がもたらすその絶妙のサイクルとバランスの中で、生きとし生けるもの全ては営々と生かされ、命を繋いで来たはずなのだ。しかし、そのバランスが確かに崩れ始めていると感じざるを得ないのだ。決してノスタルジーではないことを一言申し述べておきたい。

近年、地球のいたる処で起きている自然界の異常現象は一部の強欲な人間共の営みに起因しているものなのか? 人は車を運転していて、赤信号になれば必ず車を停める、それが自分自身の身を守ることだと誰もが解っているのだが、市場主義経済と言う名の弱肉強食の化け物にはそれが無い! 人類学者の故、梅棹忠夫の予言通り、人間の営みは破滅に向かっているのかもしれない、、、、、。

 

本流狙いだが、待ち合わせ場所の真ん前の流れが気になったgoo〜さんは支度を済ませるととりあえず、といって支流の瀬へ、、、、。

これが雨で増水したはずの本流、前日のライブ画像の水位がまるで嘘の様、、、。

場所を移した本流で、苦笑いのgoo~さん。狙い、テクニックには何ら問題がないのです。目指す魚が居るのか、それとも居ないのか、ただそれだけです。

小生にはこんな奴が、、、6ポンドのナイロン通しにアラスカでガイドが教えてくれた絶対に切れない糸結びの勝利。

最後は大見川の小川橋近くにある温泉「希望園」へ、今までいろいろな処の温泉に入って来たけれど、これほどの湯に出会う事はまずなかったと断言しても良い! そう、ウソ偽りなくgoo~さん始め、この湯に入った友人たちの誰もが絶賛する温泉なのです。魚に出会えなかった失意のハートを癒してくれるに余りある湯なのです。

 

| 日記 | 18:23 | comments(4) | trackbacks(0) |

魚イラスト・・・・・試作プリント

2017.03.19 Sunday

超細密に描くイラストレーションの付加価値を限りなく追及している。

写真では不可能な、現実には在りえない光景、空想(イメージ)の世界を具現化する世界を目指している。新たなエンターティメントの世界だ。CGではない!、一筆一筆、手で描いていくアナログの世界なのだ。

 

魚イラストを100種類描くという途方もないオーダーを受け、ライフワークの様に描き続けているのだが、描いたイラストの試作品が送られてきた。今後、いろいろな形で商品化されていくはずなのだが、これは全体の中のほんの一部のなかの、そのまた一部。前回の試作品に比べ完成度がUPしてきたが、まだまだこれからと言うところか。そう、今回のプリントは前回のものに比べイラストのディティールの点で、その細密度がかなり再現されたとはいうものの、満足できるものが出来上がるまで絶対に妥協はしない。トライ&エラー、試行錯誤は続いている。

 

 

 

| 日記 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) |

元狩野川漁協組合長・植田正光氏と共に・・・・

2017.03.11 Saturday

先日、狩野川漁協の元組合長だった植田正光氏が伊東の我がアトリエを訪ねて来てくれた。植田さんは狩野川のほとりで生まれ育ち、数年前までの12年間もの長期にわたり組合長の要職をこなしてこられ、さらに鮎釣りの世界ではその名を知らぬ人はいない。言うまでもなく日本のアユ釣りをリードしてこられた超有名な人物。

この日は解禁間もない今シーズンの狩野川について、幼少より川の自然に親しんできたからこそ解るという、非常に興味ある話をしてくれたのだ。まず、今年はいつもより自然の推移が2週間以上も遅く、川の中に春の息吹が診えないとのこと、それは子供の頃から一年中川を視て来たからこそ解るという、何んと言えばよいのか、かなり感性的な話なのだった。さらに例年より稚アユの遡上も遅れているとのこと。

で、最も不思議で興味をそそられたのは、『 魚が釣れる日が川の水の色を観るとだいたい解る !! 』という話で、それはどう判断すれば良いのか、あるヒントを聞くことが出来た。そう、大変な話を聞いてしまった様な気がしたのだが、要は釣りのセンスの問題なのかも知れないとも感じた。一口に言えば、釣れる人と釣れない人との違いがそこに在るのかも知れない。

さらに、植田さんの個人的なお考えとしてではあるけれど、5月19日までの本流上流域ルアーの遊漁期間についても、5月末日まで伸ばしても鮎の遊漁には問題が無いのではと言う、ルアー、フライマンにとっては有難いお考えを聞くことが出来た。そう、6月に入れば本流の水温は軽く20℃を越え、アマゴの川からアユのフィールドになってしまう事から判断すると、5月いっぱい本流でルアーを楽しむことが可能であれば、こんなに嬉しいことはないと心から思った。いずれにしろ大切なのは釣り以前の、人としてのマナーである。

 

現在、植田さんは狩野川のほとりで歯科医院を開業され、時間を見つけては川に出て釣りを楽しみながら、悠々自適の暮らしをされている。実は小生の高校の一級先輩でもあり、ルアー・フライの釣りに関しても以前よりいろいろとお話を聞いて頂いているのです。そう、深淵の底までも、全てを見通してしまう様なこの視線を観てくれ、、、、。

最近描いた鮎のイラストを手にすると、少しだけ柔らかいお顔になった。

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